アルコール依存症と家族
あなたは、アルコール依存症です。
2013年1月19日、そう医師から主人に伝えられました。
その日から、私たち家族のアルコール依存症との闘いが始まりました。
知識ゼロからの出発
医師からアルコール依存症と伝えられた時、私たち家族は、アルコール依存症について全く知識がなく
・すぐに治るもの
・すぐに退院できる
・すぐに以前と同じような家族の生活に戻れる
・お酒も飲めるようになる
そう思っていました。
しかし、その考えは甘いものだったということを「アルコール依存症」という病気を知るにつれて痛感しました。
知れば、知るほど、家族は絶望にふちに立たされました。
「地獄を見たければ、アルコール依存症の家族を見るといい」
そんな言葉がありますが、まさにその通りでした。
地獄のような日々・・絶望・・
家族にいちるの希望が
絶望のふちに立たされ、気持ちの行き場を失った私たち家族は、自助グループである断酒会につながりました。
「アルコール依存症に完治はない。しかし、回復はする」
断酒会に通うようになり、絶望の日々からいちるの望みが生まれました。
アルコール依存症者に対して、家族が正しい知識を得て、
正しい対応をしていれば、回復することができるのです!
「幸せを知りたいなら、回復したアルコール依存症の家族をみてください。」
こんな言葉もあります。
アルコール依存症を回復した家族は、幸せな日々を過ごされています。
「アルコール依存症の家族、主人、妻でよかった。」
実際に、断酒会で家族の方が言われた言葉だそうです。
この言葉は、現在アルコール依存症とたたかっている家族にとって、希望と元気をあたえてくれるものです。
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私たち家族は、アルコール依存症について知識ゼロからはじまり、病院、断酒会、書籍などで勉強をしてきました。
一進一退を繰り返しながらも、いちるの望みを信じ日々を過ごしていいます。
今まで得たことや体験が、アルコール依存症で悩む家族の役に立ち、心が少しでも軽くなればと思います。