アルコール依存症者にノンアルコール飲料は大丈夫?
ノンアルコール飲料である、ノンアルコールビール、カクテル、チューハイなど、
ノンアルコールだから、アルコール依存症者に飲ませても大丈夫なのでしょうか。
ノンアルコール飲料である、ノンアルコールビール、カクテル、チューハイなど、
ノンアルコールでも、決してアルコール依存症者に飲ませてはいけません。
「ノンアルコール飲料だから大丈夫なのでは?」と思いますが、
ノンアルコールと書かれていても、実際にはアルコールが含まれています。
日本では、アルコール分が1%以下なら、ノンアルコール飲料と表示し、
販売することができます。
だから、、、
『ノンアルコール飲料=アルコールの全く入っていない飲料』
ではありません。
アルコール依存症者が回復するためには、
お酒を一滴たりとも体の中にいれることはできません。
「ノンアルコール飲料だから、アルコール依存症者に飲ませても大丈夫」
なんて、思っていると、ノンアルコール飲料が元で、せっかくの断酒が水のあわ。
飲酒量がもどっていきます。それよりひどくなることも・・
まさか、、、と思いますが、実際に私の夫もそうでした。
まだ、アルコール依存症について無知だったころ、飲酒できないのは可愛そう・・
とノンアルコール飲料を毎日毎日飲ませていました。
しかし、いつの間にか普通のビール、焼酎にもどり、さらに飲酒量は増え、
悪化の一途をたどっていきました。
飲酒できないなんてかわいそう・・
可愛そうではないんです!
アルコール依存症から回復するためには、
「アルコール」とつくものからは遠ざかるしかないんです。
ノンアルコール飲料ならいいだろうと思う、アルコール依存症者は、
まだお酒をあきらめていません。
それを振り切るくらい、強い意志で断酒を決意し、断酒継続してほしいですよね。
だから、家族もアルコール依存症者に負けない強い気持ちで、真剣に
アルコール依存症に向き合っていきましょう。